【落とし穴】モバイルSuica定期券の払戻しには要注意!

くらし

通勤、通学の際に定期券を購入する方は多いと思います。昨今では、実際にカードを持たないモバイルSuica利用者が増えてきており、スマホ一つで定期券の購入が可能となっています。

今回の記事では、とても便利なモバイルSuicaを利用する際、継続購入後の払い戻し時に注意したいポイントをご紹介します。

 

継続購入とは?

すでに利用しているモバイルSuicaの通勤(通学)定期券の利用期限が到達する14日前~当日の間に、現在利用中の定期券と同一の種類・区間・経路で、更新する行為を指します。

新たに、「乗車駅」「降車駅」「経由駅」等を指定する必要がなく、非常に容易な手順で更新することが可能で、利用している方も多いと思います。

継続購入するとどうなるのか

継続購入をすると利用中の定期券がどうなるのか、以下を例に見ていきましょう。

4月1日から3ヶ月間の定期券を使用している場合

現在利用している定期券の利用期限は6月30日です。したがい、その14日前である6月16日から継続購入が可能となります。

例えば、6月20日に3ヶ月間の継続購入をしたとすると、利用期限が9月30日に先延ばしされることとなります。

当たり前のことを言っているようですが、実はこれが重要なポイントです。現在利用している6月30日が利用期限の定期券に、3ヶ月間の定期券が足し合わされるわけではなく、現在利用している定期券の利用期限が、6月30日から9月30日に変更になるのです。

以下がイメージ図です。

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払戻し時の注意

それでは、本題である払戻し時の 注意点について説明します。

通常、払戻しの際には(有効期間が1ヶ月以上残っている場合に限り可能)、発売額からすでに利用した月数分(1ヶ月に満たない日の端数は1ヵ月とみなす)の定期運賃と手数料220円を差し引いた残額が戻ってきます。

この仕組み自体には問題はないのですが、例えば先ほどの例において、6月20日に3ヶ月間の継続購入をした後、6月23日に急遽継続購入分の利用が無くなり、払戻しを行うなどした場合に問題が起こります。

具体的には、6月23日時点では、3ヶ月の期間が丸々残っていますので、継続購入した金額から手数料を引いた金額が払戻されます。しかしながら、先ほどのイメージ図にある通り、継続購入した6月20日時点からすでに新たな定期券に切り替わっていますので、6月23日から6月30日までの利用資格も払戻すことになってしまうのです。

これを避けるためには、じれったいですが、払い戻しを6月30日に行うしかありません。なんとも分かりづらく、使い勝手の悪いシステムのように感じてしまいますね。

おわりに

今回の記事では、些細なことではありますが、モバイルSuica定期券の払戻しに関する注意事項をご説明しました。少しでも、思わぬところで損をしてしまう人が減れば幸いです。

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